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エジプト

シシ大統領、出馬表明 再選は確実か

 【カイロ篠田航一】エジプトのアブデルファタハ・サイード・シシ大統領(63)は19日、首都カイロで演説し、「私は国家のために責任を果たしてきた。再び大統領に立候補することを認めてほしい」と訴え、3月下旬の大統領選に再選を目指して出馬することを明らかにした。

     憲法の規定上、出馬には20人以上の国会議員、または2万5000人以上の有権者の署名が必要となるが、シシ氏は既に国会議員596人のうち500人前後の支持を固めたとされ、再選が確実視されている。

     大統領選には、人権活動家やジャーナリストを次々に拘束する強権的なシシ氏を批判する人権派弁護士のハリド・アリ氏が既に出馬を表明。だが昨年、「公共の場で下品な言動をした」として刑事訴追されており、有罪が確定すれば立候補資格を失う可能性が高い。

     このほか、元軍参謀総長アナン氏、国会議員マンスール氏も出馬を表明したが、いずれもシシ氏の再選の阻止が可能な支持を集めるのは困難とみられる。

     シシ氏は国防相時代の2013年、イスラム組織「ムスリム同胞団」出身のモルシ大統領(当時)をクーデターで追放し、14年の大統領選に勝利した。11年の中東民主化要求運動「アラブの春」以降の政情不安で低迷する経済の立て直しや、過激派組織「イスラム国」(IS)などによるテロの撲滅に取り組んでいるが、目立った成果は出ていない。このため選挙戦は「治安回復」「経済再建」が争点になる見通しだ。

     投票は3月26~28日の3日間にわたって行われ、4月2日に開票結果が発表される。今月20~29日に立候補を受け付け、選管当局の事前審査を経て2月下旬に正式な候補者が決まる。過半数を得票する候補者がいない場合、4月24~26日に上位2人による決選投票が行われる。

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