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松尾羊一のめでぃあ亭

デンスケはラジオの鉛筆だった

 放送局、といえば当時(1950年代)はラジオ局である。テレビはまだ開局したばかりの時代の話だ。報道部に配属されるとデンスケ(携帯録音機)を渡された。

 その頃、日活アクション映画で石原裕次郎が放送記者に扮(ふん)して麻薬密売組織の一味と大立ち回りを演じるシーンがあった。肩にかけたデンスケを振り回すと、悪者はバッタバッタと倒れる。進行中の貨車にデンスケを放り投げ、裕次郎も陸橋から飛び降りセーフ。観客の私は「うそつけ、あんなことをしたらデンスケは使いものにならない。デタラメ映画め!」とつぶやいた。

 新聞記者が鉛筆で書くように、放送記者はずっしり重いデンスケで取材。渦中の政治家やタレントを追い、ヘ…

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