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新宿 激変の63年 喧騒とぬくもりと

都民の足、都電の数路線が新宿駅に集まっていた。靖国通りにある停留所で、水筒を肩に遠足のための貸し切り電車を待つ小学生たち=東京都新宿区で1955年、写真家の中谷吉隆さん撮影

 写真を学び写真の道を歩みたく、故郷広島から東京に来たのは1955(昭和30)年の春。大学に近い新宿区淀橋(現西新宿)の下宿屋の当時朝夕の賄い付き1畳月1000円の3畳間に暮らした。その後63年、なぜかこの近辺が生活の基盤となっている。住まいに近い新宿は銀座のような華やかさはないが、人のぬくもりや匂いと親しみを感じ、私を虜(とりこ)にしてしまったからだろう。

 老舗の百貨店が並ぶ新宿駅東口は商業地で、都電の停留所近くには映画館や遊技場、飲食店などがひしめく歓…

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