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踏み跡にたたずんで

見つからない橋=小野正嗣 /大分

 川があるとは聞いていなかった。彼女はどうして教えてくれなかったのだろう。

 彼は困惑していた。

 これでは彼女に会えない。どこかに橋があるはずだと首を振って探す。上流。下流。

 橋などどこにもない。

 とりあえず上流に向かって川沿いの道を歩き出す……。

 そんな話を僕に教えてくれたのは、翻訳家のルネ・ショミエさんだ。彼とは、南仏のアルルにある国際文芸翻訳センターで知り合った。日仏それぞれから3名の若手翻訳家が参加するワークショップの講師として、2週間ペアを組んだ。

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