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【カイロ篠田航一】3月下旬のエジプト大統領選を巡り、シシ大統領(63)に挑もうとした有力候補が次々に出馬を取りやめる異例の事態が続いている。23日にはサミ・アナン元軍参謀総長が逮捕され、24日には人権派弁護士のハリド・アリ氏が撤退を表明した。強権的なシシ政権による「対抗馬つぶし」の動きが加速している。
エジプトのメディアによると、大統領選に出馬するには軍籍を外れる必要があり、アナン氏側は2012年に退役したと主張。だが、軍は23日、アナン氏は軍籍を持ったままだと指摘し、当局は軍の許可なく立候補表明したことが「違法」としてアナン氏を逮捕。同氏は出馬を辞退した。
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