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エジプト大統領選

「対抗馬つぶし」加速 有力候補が撤退

 【カイロ篠田航一】3月下旬のエジプト大統領選を巡り、シシ大統領(63)に挑もうとした有力候補が次々に出馬を取りやめる異例の事態が続いている。23日にはサミ・アナン元軍参謀総長が逮捕され、24日には人権派弁護士のハリド・アリ氏が撤退を表明した。強権的なシシ政権による「対抗馬つぶし」の動きが加速している。

     エジプトのメディアによると、大統領選に出馬するには軍籍を外れる必要があり、アナン氏側は2012年に退役したと主張。だが、軍は23日、アナン氏は軍籍を持ったままだと指摘し、当局は軍の許可なく立候補表明したことが「違法」としてアナン氏を逮捕。同氏は出馬を辞退した。

     アリ氏も24日、「環境が整わない」として選挙戦からの撤退を表明した。アリ氏は昨年、「公共の場で下品な言動をした」と刑事訴追され、有罪が確定すれば立候補資格を失う可能性があった。

     1981年に暗殺されたサダト元大統領のおいのモハメド・サダト氏も「支持者の安全を確保できない」と15日に不出馬を決めた。

     こうした動きに国際社会からは「選挙戦は誰もが参加できる方法で実施して」(国連のデュジャリック報道官)、「エジプト当局は立候補の自由を保障すべきだ」(国際人権団体アムネスティ・インターナショナル)など懸念の声が出ている。

     現職のシシ氏は24日、立候補を選挙管理委員会に届け出た。立候補には国会議員20人以上の支持が必要だが500人前後の支持を固めたとされる。他にも立候補の動きはあるが、シシ氏の再選は確実視されている。

     立候補受け付けは今月29日まで。選管の事前審査を経て2月下旬に正式な立候補者が決まる。投票は3月26~28日で、4月2日に開票結果が発表される。

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