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 須磨寺(神戸市須磨区)は、源平「一ノ谷合戦」ゆかりの地だ。まず平家物語の有名な逸話「敦盛最期」をダイジェストしたい。

 一の谷の浜で熊谷直実が、敗れて海へ逃げる立派な鎧(よろい)姿の武者を見つけ、「後ろを見せるは卑怯(ひきょう)。返せ」と呼びかけ一騎打ちに。直実が組み伏せ首を取ろうとすると、十六、七の少年だった。直実は同じ年ごろの我が子を思い、逃がそうとするが、梶原景時ら味方の軍勢が近づいてきたので、涙ながらに討ち取る。その際に腰に挿してあった笛を見つけ、今朝方、平家の陣から笛の音色が聞こえたのはその演奏だったと哀れに思う。首と笛を義経の首実検に差し出すと、平清盛の甥(おい)の敦盛であると言う。源氏の武将は持ち帰った笛を見て皆涙した。後に武士の業を憂いた直実は出家する。

 こういう涙を誘う話だが、須磨寺にはこのときの「青葉の笛」が展示されている。

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