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一般教書演説

キューバのグアンタナモ収容所維持を表明

 【ワシントン会川晴之】トランプ米大統領は30日、キューバのグアンタナモ収容所の維持を決め、マティス国防長官に指示した。一般教書演説で明らかにした。過激派組織「イスラム国」(IS)などとの「テロとの戦い」を進める上で必要と判断した。オバマ前政権は、収容所の早期閉鎖を命令しており政策転換を図る。

 トランプ氏は演説で、過去の政権が「愚かにも、数百人のテロリストを釈放した。彼らは再び戦場に戻った。ISのバクダディ指導者もその一人だ」と述べた。また、取り調べの強化策を検討するよう命じた。

 グアンタナモ収容所は、2001年9月の米同時多発テロを受け、ブッシュ(子)政権が開設し、米軍などがアフガニスタンなど海外で拘束した約700人を収容した。だが、収容者の人権を無視した過酷な扱いや、無実の市民がテロリストとして拘束される事態が相次いだことから批判を浴びた。

 ブッシュ氏自身も早期閉鎖を公言し、約530人を釈放した。オバマ前政権は09年に閉鎖を決めたが、約250人(当時)の収容者を米国に移送した場合、米国憲法が適用されて収容者の権利が大幅に増えるなどの問題に直面。他国への移送作業も難航したため、現在も約40人が収容されている。

 取り調べ方法についてトランプ氏は大統領就任前、かつて採用された「水責め」などの拷問を復活させる考えを主張。これに対しマティス氏が拷問復活に反対したため見送られた経緯がある。

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