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たたなづく

心に刻んだ記憶 記録する感動=河瀬直美

養父母の写真=河瀬直美さん提供

 いつの頃からか、節分にはおすしの丸かぶりをするという文化がわたしの周りには根付いていた。豆をまき、鬼を払い、自分の年の数よりひとつ多い分の豆を食べる。幼い頃のわたしは育ててもらった養父母よりも随分少ない数の豆しか食べられず、高齢になった彼らの分の豆も分けてもらって食べていた。詳しいいわれは知らないけれど、節分の我が家なりの行事はとても心地のよい思い出だ。3人で暮らす慎(つつ)ましい生活は、わたしの心を穏やかに育んでくれた。

 養父が県庁の職員だったので、県営住宅に暮らしていた。当時は自宅に風呂がなく、皆、自分たちで増築をし…

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