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今週の本棚

張競・評 『硬きこと水のごとし』=閻連科・著

 (河出書房新社・3240円)

小説的言語の限界への挑戦

 耙〓(はろう)山脈の山あいには程崗鎮(ていこうちん)という小さな村がある。貧しい農家出身の高愛軍は高校卒業後に村の有力者の娘と結婚し、まもなく従軍した。毛沢東思想の熱狂的な信奉者で、文化大革命が起きると、ただちに復員して村で革命を起こそうとした。彼はまず、義理の父を権力の座から追い落とし、それが実現すると、今度は県長、市長、省長へと登って行く夢を見て、壮大な計画を立てた。文化大革命の追い風もあって、彼は政治的野心の階段を一気に駆け上っていった。

 一見、ありきたりの「文革批判」小説のようだが、なかなか一筋縄ではいかない仕掛けになっている。村落共…

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