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炎のなかへ

/74 アンディ・タケシの東京大空襲 石田衣良 望月ミネタロウ・画

三月八日(30)

 空にはまだ夕明かりが残っているが、街並みはすっかり暗くなっていた。灯火管制で街灯もすべて消されている。タケシは夜も明るかった頃の東京をもう覚えていなかった。

 猿江神社脇の空き地はまだ夕日の名残りでぼんやりと照らされていた。周囲に民家があまり建てこんでいないせいかもしれない。ミヤが訳知り顔でいった。

「この辺りは建物疎開で、ずいぶん家が潰されたからな」

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