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安全操業

露国境警備局の臨検数激増 今年すでに68隻

北方四島安全操業でスケトウダラ刺し網漁船が操業する海域

北海道、外務省通じロシア政府に抗議

 日露の枠組み協定に基づき、北方領土・国後島周辺で行われている安全操業で、北海道羅臼町の羅臼漁協所属のスケトウダラ刺し網漁船が今年に入り、ロシア国境警備局から異例の頻度で臨検を受けている。北海道水産会によると、昨年まで年数隻程度だった臨検が、今年は今月2日までに延べ68隻に上り、1998年の安全操業開始以来、最も多い。道などは漁に支障が出ているとして、外務省などを通じてロシア政府に抗議した。【本間浩昭】

 安全操業は、ロシアが主張している排他的経済水域(EEZ)内で日露の管轄権を棚上げにして行われている特別な操業。日本側が資源保護の協力費などを支払い、操業している。協定には漁船の取り締まりに関する規定はないが、ロシア国境警備局が漁獲数量や漁獲対象外の魚がないかなどをチェックする事実上の臨検を実施。日本側はこうしたロシア側の臨検を「訪船」と呼び、行わないよう求めている。

 道内の漁業団体でつくる北海道水産会によると、今年の安全操業は1月5日に始まり、16隻が国後島北側の3マイル以遠で刺し網漁をしている。臨検は12日に8隻、17日に12隻が受けたほか、31日~2月2日に全16隻が3日連続で受けた。9日も臨検を受けている漁船があるという。

 スケトウダラは、魚卵がたらこや明太子の原料となる。地元の漁業者は「他の魚と比べて鮮度が要求される。臨検の順番を待っている間に魚の鮮度が落ちたり、競りの時間に間に合わなかったりすることもある」と憤る。

 漁期は3月15日までだが、流氷が漁場を覆ってしまうと操業できなくなる。北海道水産会は「漁業者にとっては死活問題。声を上げなければ(臨検を)認めたことになりかねない」と反発している。

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