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台湾地震

損壊ビルから夫婦遺体 72時間が経過

 【花蓮(台湾東部)林哲平】台湾東部・花蓮県で6日深夜(日本時間7日未明)に発生した地震は9日深夜、生存可能性が大きく下がるとされる発生72時間が経過した。いまだ5人が行方不明となっている花蓮市の雲門翠堤ビルでは9日も懸命の捜索が続いた。

     当局によると、この地震による死者は12人となった。けが人は278人。

     ビルでは9人が死亡した。内訳は1、2階に入る宿泊施設を利用していた中国人4人、香港系カナダ人2人と上層階のマンションの住民ら3人。中国人家族5人の行方がわかっていない。

     9日午前、ビルの2階部分を捜索していた台湾と日本のチームが客室の中から生命反応を探知したとする情報が流れ、現場には希望が膨らんだ。救助隊は3階から穴を開けて部屋に入り、香港系カナダ人の夫婦を発見したが、後に死亡が確認された。救助隊員は記者団に建物が大きく傾き、動ける空間が非常に狭かったことなどを明かし、「助けられなくて残念だ」と言葉少なに語った。

     地震では大きな被害を受けた建物が老朽化しており、現在の耐震性能など建築基準を満たしていない可能性が指摘されている。1999年に中部・南投県で死者2400人を超す被害を受けた大地震をきっかけに耐震基準の強化が進んだが、強化前の建物の多くは耐震化が進んでいない。台湾内政部(内務省)は9日、危険性が指摘される建物について、台北など他都市を含め年内に500件の改築を急ぐ方針を発表した。

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