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南アフリカ

与党が大統領解任へ ズマ氏は退陣否定

南アフリカのズマ大統領=佐々木順一撮影

 【ヨハネスブルク小泉大士】南アフリカの与党アフリカ民族会議(ANC)は13日、汚職疑惑が絶えないズマ大統領を大統領職から解任する方針を決めた。ズマ氏が辞任に応じなければ、国民議会(下院)で不信任決議案を成立させる構えだ。退陣の時期を巡るギリギリの攻防が続いている。

 同党は12日、最高意思決定機関の全国執行委員会を招集し、ズマ氏に「48時間以内」の辞任を求めることを決定。ラマポーザ副大統領らが同日夜、ズマ氏と会談したが、即時退陣を拒否したため、解任の方向へカジを切った。

 13日に記者会見したマガシュレ幹事長によると、ズマ氏は辞任までに3~6カ月間の「移行期間」を置くことを要求したという。解任方針決定はズマ氏に伝えられており、自ら辞任しない場合は「適切に対処する」とした。ズマ氏は14日までに回答する姿勢を示している。

 南アの大統領は国民議会で選出。野党は22日の不信任案審議を前倒しするよう主張している。6割の議席を占めるANCが賛成に回れば可決される。

 ズマ氏は昨年12月にANCの議長を退任。反ズマ派の支持を受けたラマポーザ氏が新議長に就任して以降、党内で急速に辞任圧力が強まっていた。

 ラマポーザ氏は先週から「権限移譲」を巡ってズマ氏との交渉を続け、8日に予定されていた一般教書演説などの日程が次々と白紙に。この問題に最終的な結論を出すために開かれた全国執行委員会は13時間に及んだ。

 ズマ氏は2009年の大統領就任前から汚職関与が取りざたされ、2期の在任中もインド系富豪との癒着が報じられるなど「権力の私物化」に対する批判が噴出していた。

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