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SUNDAY LIBRARY

小林 聡美・評『猫のほそ道』『アルケミスト』

「本当に望むもの」を求めて命がけの旅に出た猫と少年

◆『猫のほそ道』嵐山光三郎・著(小学館文庫/税別770円)

◆『アルケミスト』パウロ・コエーリョ/著 山川紘矢、山川亜希子/訳(角川文庫/税別552円)

 こう寒い日が続くと、暖かい海辺に思いっきり体を緩めて横たわりたいなあ、と旅行会社のパンフレットを眺めてはため息をつく。大人として、勤労するのはあたり前のことなのだが、ときどきご褒美と称して、そんな旅に出かけたくなる。今のご時世、時々不意打ちで不穏な事件に巻き込まれたりすることもあるけれど、あらかた無事に家に帰ることができる。しかし、旅とは本来、命がけのものであり、海辺でダラダラしたい、などという生っちょろい気分でするようなものではないのだった。

 旅には目的がある。『猫のほそ道』(嵐山光三郎)の主人公ノラの場合、飼い主と共に隣町へ引っ越す時に、…

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