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デジタルメディア局から

地震速報の記事自動生成システムを導入

開発を進める毎日新聞の技術スタッフ

 毎日新聞デジタルメディア局は2017年12月から、地震発生時に気象サービス社から配信されるデータを元に速報記事を自動で生成する新システムを導入しました。これにより、極めて短時間で記事をニュースサイトに配信することが可能になりました。 

     地震速報記事自動生成システムは、気象サービス社から配信されたデータを解析し、各震度ごとに発生地域をまとめたり、津波予報の有無を判読して「地震速報記事」に変換します。地震データの配信後1~2分程度で記事を作成できます。

     生成された記事は、担当記者の端末へ送信されます。記者が最終チェックを行い、ニュースサイトにアップします。これまでの手作業に比べ、はるかにスピーディーに情報を読者に届けることが可能になりました。 

     新システムは、世界的な人工知能ソフトウェア企業「Yseop(イージーオップ)」(本社・米国)が提供する自然言語生成ソフト「Yseop Compose」を利用しています。この多言語自然言語処理は、1秒間に数千ページの速度で要約文章を複数の言語で書くことができます。フランス語と英語をベースとして開発され、それ以外の言語でも順次対応を行っています。

     現在、日本語はβ版として提供され開発途上です。フランス語、英語、ドイツ語と異なり日本語には人工知能が知るべきルールがあるためです。例えば日時の表記の中にある和暦です。人工知能が、昭和64年と平成元年が同じ1989年だと理解する必要があります。その他の単位についても同様です。また、新聞社は数字を全角で表記することがありますが、全角と半角という概念そのものが提供されている他の言語にはありませんでした。また、尊敬語などについても考慮する必要があります。 

     毎日新聞は、フランスのパリとリヨンにある開発チームに技術者を派遣し、開発に対するアドバイスを行ってきました。今回導入したシステムはβ版を元に毎日新聞社内で開発したものです。今後、さらに精度向上を図り、他の速報記事にも活用する計画です。

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