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試練の再始動

/上 日銀人事案 副総裁で攻防 首相「お友達」回避

 「物価安定という自らの使命をしっかりと果たしていく」。政府から再任案が示された16日午前、日銀の黒田東彦総裁は国会答弁で自らを奮い立たせるように語った。だが、野党議員は2%の物価目標未達の責任を追及。記念すべき日にもかかわらず、黒田氏は「見通しがずれたのは残念なこと」と釈明に追われた。

 73歳と総裁任命時で過去最高齢となる黒田氏だが、任期最終年となる2017年に入っても、政府・与党に交代論はほとんどなかった。13年の就任直後に繰り出した「異次元緩和」は急速な円安と株高を実現させ、安倍晋三政権の支持率上昇に貢献。政権内では「株価も景気も好調で、代える理由がない」(政府幹部)と続投が既定路線化していった。

 そうした中、あえて黒田氏再任に異論を突きつけた勢力がいた。積極的な金融緩和と財政出動という「リフレ…

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