メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

今週の本棚

村上陽一郎・評 『愛蔵版 モリー先生との火曜日』=ミッチ・アルボム著

 (NHK出版・1944円)

慈味溢れる大切な言葉

 読書に時あり、つくづくそう思った。ちょうど二十年前、この本を読み終えて、感動的な佳い本だな、と思ったものの、記憶の片隅に追いやられて、そのままになっていた。今回、箱入りの新しい版が世に贈られて、読み始めたら、ページ毎に、心に沁(し)み入る文章に出会えた。当方が老い、かつ、病は違うが、宿痾(しゅくあ)を抱えている身、という条件が、決定的に働いたことは間違いない。ただ、そうした条件の身にとって大切な言葉は、実は、健やかな人、若く老いなど知らない人々にとっても、見過ごしてはならない、大切な言葉なのだと、まことに鈍ながら、思い至ったので、ここに紹介の弁を草する。

 モリー・シュワルツは大学の社会心理学の教授、著者は学生としてモリーの講義を受講した。基礎条件はそれ…

この記事は有料記事です。

残り1159文字(全文1514文字)

24時間100円から読める新プラン!詳しくは こちら

いますぐ購読する

または

毎日IDでログイン

関連記事

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 車田 丸い田んぼで輪を画くように田植え
  2. モリカケ問題 政府答弁は論点のすり替え? ネットで話題「ご飯論法」
  3. 長野・城山動物園 「キモ可愛い」サルのキーホルダー
  4. 加計学園 謝罪、説明なし「あり得ぬ」 愛媛知事が批判
  5. 森友 音声データに残る発言 交渉記録からなぜ欠落

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

[PR]