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SUNDAY LIBRARY

三浦 天紗子・評『安楽死を遂げるまで』宮下洋一・著

命は誰のものなのか 死は誰が決めるのか

◆『安楽死を遂げるまで』宮下洋一・著(小学館/税別1600円)

 口絵には、安楽死を選んだ人たちや自殺幇助(ほうじょ)した医師の「写真」が並んでいて生々しい。欧米諸国では安楽死の是非をめぐる議論が活発化しているらしいが、その実情はどうか。著者は、終末期患者と関わる環境で看護師として働くパートナーとの会話から安楽死について興味を持ち、欧米5カ国と日本での現状を取材した。安楽死希望者が女性医師プライシックの助けを借りて、点滴のストッパーを患者が自らの手で開け、死に至る「瞬間」にも何度か立ち会っており、ルポの臨場感に胸が締めつけられる。プライシックは、医師による自殺幇助が認められているスイスに拠点を置く自殺幇助団体「ライフサークル」の代表。スイス国内のみならず、外国の希望者も受け入れてい…

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