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SUNDAY LIBRARY

本郷 和人・評『幕末暗殺!』谷津矢車 他

たしかな手腕で読者層を広げる試み

◆『幕末暗殺!』谷津矢車 他・著(中央公論新社/税別1600円)

 平成28年春、というから今から2年前。歴史時代小説界に風穴を開けることを目的として、新進気鋭の作家たちが新しいグループを立ち上げた。その名に用いられたのが「操觚(そうこ)」の語で、「操觚の会」という。「觚」は四角い木札。紙のなかった古代中国ではこれに文字を書いたところから、觚を操るとは「詩文を作成する」「文筆に従事する」の意になる。会員は昨年11月末現在16人で会長は鈴木英治。互いに影響し合い、切磋琢磨(せっさたくま)するのはもちろん、トークイベントや書店でのサイン会などを定期的に開催し、読者とのふれあいにも力を入れているという。

 自分も細々と本を書いているので実感しているが、ともかく本が売れない。良い本だから売れるとは限らない…

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