メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

イチからオシえて

想定外のパーム油発電拡大 再生エネ買い取り対象 CO2削減に逆行も

 再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)で、バイオマス発電認定量の3分の1以上を、環境負荷が大きいとされるパーム油発電が占めた。経済産業省は「想定外」とし、審議会は環境影響などの第三者認証が必要とした。環境保護団体は対象外とするよう求めている。

 ●泥炭地破壊招く

 国連環境計画(UNEP)が2009年に公表した調査によると、パーム油を燃焼させると化石燃料よりも二酸化炭素(CO2)排出を減らせるとされる。しかし、パーム油の原料となるアブラヤシ農園の開発を考慮すると話は変わる。アブラヤシの多くは、熱帯雨林や湿地の泥炭地を開発して栽培される。熱帯雨林はCO2を吸収する機能を持っており、UNEPの評価では、熱帯雨林の破壊でCO2排出量が化石燃料の8倍増える。また、泥炭地では水に浸された植物遺物のかたちで膨大な炭素が保存されており、泥炭地破壊でCO2排出量は20倍も増えると見積もられた。

 環境省も10年、バイオ燃料の原料調達から製造、使用、処分などに至る分析(LCA)を行うためのガイド…

この記事は有料記事です。

残り625文字(全文1074文字)

おすすめ記事

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 「児童が危険と…」 小学校前の通学路に白色スプレーで“停止線” 福岡の校長を書類送検
  2. 大阪・御堂筋で事故 軽ワゴン車横転、歩道に乗り上げ 繁華街が一時騒然
  3. 台湾東岸・花蓮でM6.1地震 震源の深さ18キロ
  4. もとをたどれば リクシルグループ 「住」と「生活」豊かさ願い
  5. 在職老齢年金の廃止検討 政府・与党、高齢者の就労促す 高所得者優遇懸念も

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです