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皇室

皇太子さま58歳「社会の要請に応える」

1月末に観察した皆既月食について談笑される皇太子ご一家=東京都港区の東宮御所で(宮内庁提供)

新しい天皇像も模索

 23日に58歳の誕生日を迎えるにあたり、住まいの東宮御所で記者会見に臨まれた皇太子さま。次代の象徴天皇としての抱負を尋ねる質問に、「社会の新しい要請に応えていくことは大切なこと」と述べ、天皇陛下が実践された象徴としての在り方を引き継ぎつつ、新しい天皇像も模索していく姿勢を示した。

 皇太子さまは会見で「皇室の伝統を継承しながら、憲法で規定されている『象徴』としての天皇の役割を果たしていくことが大切」としたうえで、「日本社会の変化に応じて公務に対する社会の要請も変わってくることになると思いますし、そういった社会の新しい要請に応えていくことは大切なことであると考えております」と述べた。

 皇太子さまはこれまでも「時代に即した公務」について考えを示してきた。今回の会見でも、環境問題や子供、高齢者を取り巻く状況に触れてきたことに言及し、「それらに限らず、今後も、新たな公務に対する社会の要請は出てくると思いますので、そうした公務に真摯(しんし)に取り組んでまいりたい」と抱負を明らかにした。

 宮内庁によると、皇太子さまは、皇太子妃雅子さまとともに、関心のある社会問題を専門家から学ぶなど国内外の情勢に広く意識を向けている。

 今年1月には、非行少年らの社会復帰を支える保護司などのボランティア活動を知ろうと法務省保護局長から更生保護制度の現状や課題を学んだ。2月には外務省の地球規模課題審議官から、環境問題を含む持続可能な社会の実現に向けた課題などについて話を聞いたという。【山田奈緒】

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