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今週の本棚・本と人

『伴走者』 著者・浅生鴨さん

浅生鴨さん

 ◆著者・浅生鴨(あそう・かも)さん

 (講談社・1512円 28日発売予定)

まず、相手を知ること

 視覚障害のある選手の「目」となる「伴走者」に焦点を当てたスポーツ小説だ。「夏・マラソン編」と「冬・スキー編」から成る。「書いているうちに分かってきたんです。伴走者は他人のためだけでなく、自分のためにも戦っているんだと」。著者は元NHK職員の作家。2014年ソチのパラリンピックの番組宣伝映像を作った際に伴走者に興味を抱いたという。「まず一流の競技者であり、周囲の状況を伝える言葉の力があり、ペースやタイムを管理して勝利に導く。重要かつ困難な役割です」

 時は20年の東京五輪から数年後の近未来。内田は世界トップクラスのサッカー選手だったがバイク事故で全…

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