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東京マラソン

男子、日本記録 双子の兄を追い続け 設楽「2人で東京五輪」

16年ぶりに日本新記録を更新した設楽=東京都千代田区で2018年2月25日、渡部直樹撮影

 16年ぶりに壁を突き破った。25日にあった東京マラソンで26歳の設楽悠太(Honda)が従来のタイムを5秒更新する2時間6分11秒の日本新記録を樹立。目標タイムを2時間9分以内と掲げて臨んだだけに、「(日本記録は)狙っていなかったが、目標を達成できてよかった」。淡々と語りながらも、口元を緩めた。

     最も苦しくなるレース終盤、設楽は給水所で、自らのボトルをつかんだ。ボトルには輪っかになった取っ手がついており、取っ手に右腕を通したまま走った。あまり見ない光景だが、ボトルには家族からの「ラスト ファイト」というメッセージが書かれていた。「(両親ら)家族が僕のために手作りしてくれた。それが一番の力になった」。設楽はうれしそうに振り返った。

     埼玉県寄居町出身。地元に陸上教室があり、両親の勧めで競技を始めた。小学6年時に地元の駅伝で区間賞を取り、中学から長距離の道へ進んだ。そして、大きな影響を受けたのが、うり二つの双子の兄で実業団のトップランナーの啓太(日立物流)だ。兄は常に設楽より速く、設楽は必死に背中を追うことで力をつけた。東洋大時代には、2人とも主力として箱根駅伝優勝などに貢献。実業団入りした2014年、所属先は分かれたが、度々会って練習内容などを交換した。「陸上をやってこられたのは兄貴がいたから」。常々、設楽は兄への感謝と尊敬を忘れない。

     近年、けがなどに苦しんだ兄も「必ず悠太に追いつける」と強い思いを胸に秘め、来月4日のびわ湖毎日マラソンに出場する予定だ。「(20年)東京五輪で、2人そろって走っているのを両親に見せたい」と語っていた設楽。それに一歩近づく、この日の快走だった。【新井隆一、小林悠太】

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