全国大学生活協同組合連合会は26日、2017年の学生生活実態調査を発表した。1日の読書時間について「ゼロ」と回答した大学生が前年比4ポイント増の53.1%となり、調査項目に入った04年以降で初めて半数を超えた。

 調査は昨年10~11月、全国30の大学生協で実施。男女1万21人の回答を集計した。1日の読書時間は、0分53.1%▽30分未満10.2%▽60分未満17.0%▽120分未満13.0%--で、平均は23.6分。ゼロと答えた学生は5年前(34.5%)から18.6ポイントも増えた。調査開始から4.5~7.5%で推移してきた「120分以上」は5.3%で、読む層と全く読まない層の二極化がうかがえる。1カ月の書籍費は自宅生が1340円、下宿生が1510円で、支出に占める割合は1970年以降、最低となった。

 読者時間の減少について生協連が過去5年分の調査を分析したところ、増加傾向にあるスマートフォンの利用時間(17年は1日平均177.3分)の直接的影響は少なく、高校までの読書習慣の影響が大きいと推測されるという。【矢澤秀範】