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今週の本棚

大竹文雄・評 『ゲーム理論はアート 社会のしくみを思いつくための繊細な哲学』=松島斉・著

 (日本評論社・2160円)

社会のしくみを簡潔に表現する

 「ゲーム理論は芸術(アート)である」という文章から本書は始まる。そう言われても意味がわからない人がほとんどだろう。この文章の意味が、日本を代表するゲーム理論家である著者の巧みな説明と魅力的な例によって、明らかにされていく。

 ゲーム理論と聞くと、ゲームの必勝法を考える学問だと思う人がいる。実際、狭義のゲーム理論は、「社会を、チェスやサッカーといったゲームの仲間に見立てて、独自のアプローチで分析する数学」だ。ゲームを数学的に表すには、ルール、参加者の目的や保有している情報について定式化が必要だ。それができれば、参加者たちのゲームにおける行動についての首尾一貫した説明もできる。

 社会をゲームとして定式化できれば、様々な社会病理が発生する真の原因を突き止めて、根本的な解決策の提…

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