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たしなみの文化考

/10 作家・藤野可織さんの観葉植物 不気味で奇妙で、美しい

京都府立植物園の温室で大好きなサボテン類に囲まれる藤野可織さん=京都市左京区で、小松雄介撮影

 <くらしナビ・カルチャー>

枯らせど募る多肉植物愛 「死」の後の変容にも興味

 洛北に広がる京都府立植物園(京都市左京区)。「小さい頃から家族と来ていましたが、今日は数年ぶりなのでうれしい」。澄み切った空の下、園内を歩きながら作家の藤野可織さん(38)は声を弾ませる。この日のお目当ては延べ床面積約4700平方メートルと国内最大級の広さを誇る温室。藤野さんは5年ほど前から自宅で観葉植物を育て、中でも多肉植物に目がない。「私の愛情が適切じゃないからか、すぐ枯らしてしまうのですが……」と申し訳なさそうにつぶやく。

 西原昭二郎副園長の案内で温室へ。内部は大きく8室に分かれ、まずは熱帯花木が生い茂る「ジャングル室」…

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