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特集ワイド

東日本大震災7年 今宵も宮城・気仙沼に帰ろう 東京・新宿歌舞伎町のバー「キース」の物語

カウンター越しに語らうマスターの小山浩二さん(右)と(左から)中居千春さん、松本響平さん、菊田一平さん。手前はカクテルケセンヌマ=東京・新宿歌舞伎町のバー「キース」で、渡部直樹撮影

望郷カクテルに笑顔と涙を映して

 眠らない街、東京・新宿歌舞伎町にバー「キース」はある。寡黙なマスターは宮城県気仙沼市生まれ。今夜も望郷の思いを胸に大都会で暮らす気仙沼出身者がグラスを傾ける。東日本大震災からもうすぐ7年--。【鈴木琢磨】

 そっとドアを開けると、歌舞伎町の騒々しさがうそのようだ。マスターの小山(おやま)浩二さん(47)が笑顔で迎えてくれる。バーをオープンして12年になる。「高校を卒業して東京に出てきました。新聞奨学生で3浪したんですが、気がついたらシェーカーを振っていて」。あの日、東京の自宅で強い揺れを感じた。気仙沼には父と姉がいる。携帯電話がつながらず、ようやく父の声が聞けたのは5日目だった。「実家は新城という山側の地区にあるので大丈夫だとは思ったんですが、なにせ父は好奇心旺盛だから津波を見に行ったんじゃないかと心配でした」

 カウンターで飲んでいたのは「リアス(Re:us.)気仙沼」設立メンバーの中居千春さん(35)。震災…

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