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世界の雑記帳

オーストラリアの海岸で132年前の「瓶入りメッセージ」発見

オーストラリアのパースの北180キロの砂浜で、132年前にドイツの船から海流調査のため海に投げ込まれたメッセージ入りの瓶が発見された。提供された映像はフリマントルの博物館の展示の様子。写真はロイタービデオの映像から(2018年 ロイター)

 [メルボルン 7日 ロイター] - オーストラリアのパースの北180キロの砂浜で、132年前にドイツの船から海流調査のため海に投げ込まれたメッセージ入りの瓶が発見された。

     トニヤ・イルマンさんは1月、コルクや蓋がない状態のオランダジンの瓶を見つけた。瓶の中にはひもで縛られた巻紙が入っていて、そこには1886年6月12日という日付と、船の名前「Paula」が記されていた。

     イルマンさんは「家に持ち帰り、乾燥させて開いてみるとドイツ語の印字と、非常に薄い手書きのドイツ語が書かれていた」と語った。

     イルマンさんの夫がネットで調べると、1864年から1933年にかけてドイツ海軍天文台が行った実験で、日付と船名、場所、母港、目的地を記したメッセージを入れた瓶を船から海に投げ込んでいたことが分かった。

     夫妻は西オーストラリア州の博物館に瓶を持ち込み、ドイツやオランダの専門家によって、瓶が19世紀にオランダで作られ、紙もその時代のもので、メッセージに記された通り「Paula」という船が1886年に英国のカーディフからインドネシアのマカッサルまで航海したことが確認された。

     船の航海日誌には、1886年6月12日に瓶を海に投げ込んだと船長によって書かれていた。その地点はオーストラリアの西海岸から950キロの地点で、瓶のメッセージの記述と一致した。さらには、航海日誌とメッセージの手書きの筆跡も一致した。

     ドイツ連邦海事・水路庁(BSH)や国立気象局も本物だと確認した。

     研究者らは、瓶は投げ込まれてから1年以内に海岸に流れ着いたが砂に埋もれていて、嵐によって表面に出てきたと推測している。

     メッセージと瓶はオーストラリアの港町フリマントルの博物館に2年間展示される。同博物館の海洋考古学の専門家、ロス・アンダーソン氏は「驚くべきことだ。このように見事にすべてが裏付けられた例はこれまでない」と述べている。

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