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特集ワイド

東日本大震災7年 生存者の罪悪感は愛 文学は時代に流されぬためのアンカー 直木賞作家・天童荒太さん

天童荒太さん=東京都千代田区で2018年3月7日、根岸基弘撮影

 東日本大震災をテーマにした小説がたくさん生まれてきた。作品には、どのような作家の苦悩や葛藤、思いがこめられているのだろう。2年前に小説「ムーンナイト・ダイバー」(文芸春秋)で、震災で大切な人を失い心に傷を抱える人々を描いた直木賞作家、天童荒太さんに聞いた。【小松やしほ】

 「ムーンナイト・ダイバー」は3・11から4年半が過ぎた福島の海を舞台としている。主人公の舟作(しゅうさく)は、秘密のグループの依頼を受け、行方不明者につながる思い出の品を捜すため、立ち入り禁止の海域に潜っている。ある日、一人の女性から「夫の指輪を見つけないでほしい」と頼まれる。

 両親と自分の代わりに漁に出た兄を亡くしたことを悔やみ続ける舟作と、夫の死を認められず新たな人生に踏…

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