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炎のなかへ

/101 アンディ・タケシの東京大空襲 石田衣良 望月ミネタロウ・画

三月九日(5)

 いつもの辻(つじ)で、ミヤとテツが待っていた。そこまでいっしょだった登美子が、ふたりにぺこりと頭を下げると、手を振って去っていく。モンペの背中がか細くて、お手製の肩掛けカバンの桜花の刺繍(ししゅう)が可憐(かれん)だった。最後にこぼれるような笑顔でタケシにいった。

「じゃあ、夕方またね」

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