メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

工芸の地平から

日本と台湾の表現を融合=外舘和子

 毎年、年度末になると美大・芸大の工芸領域の博士学位審査員に招聘(しょうへい)されるが、昨今、中国や韓国など近隣のアジア出身の留学生を数多く見かけるようになった。私が担当した一人、金沢美術工芸大学の博士課程で金工を学んだ黄照津(こうしょうしん)は、台湾からの留学生であった。

 例えば絵画の世界なら戦前は欧州、戦後は米国が主な留学先であったはずだが、工芸の領域に関しては、今日、日本が「先進国」の一つと見做(みな)されているようだ。韓国からの大学院生などは、熾烈(しれつ)な受験戦争を回避する意図もあるかもしれないが、そうした事情を差し引いても、日本で工芸を学ぶ価値はあるらしい。

 しかし、歴史を振り返れば日本の工芸の多くは、もともと近隣のアジア、特に中国が手本である。日本では弥…

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 過激ゆるキャラ「ちぃたん☆」に頭抱える高知・須崎市 「観光大使」自称
  2. 稀勢の里引退会見「土俵人生に一片の悔いもない」
  3. 横綱・稀勢の里引退 初場所3連敗、再起ならず
  4. ミニスカ「性犯罪誘う」に批判 菅公学生服が不適切表現を謝罪
  5. 広河氏「セクハラ、立場を自覚せず」 写真界の「権力者」暴走の背景は?

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです