メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

我らが少女A

/217 第6章 25=高村薫 多田和博・挿画監修

 忍は多磨駅の自由地下通路を通って朝日町通りへ出、警大へ走る。父が霊園の管理事務所を出てから一時間以上経(た)っていることを思えば、すでにそのへんにいない可能性のほうが高いことや、そもそも父が合田刑事といまごろ面会の約束をしているという可能性こそ、現実にはほとんどないことを、忍はすっかり失念しているが、自分の頭がまったく回っていないことにも気づいていない。

 警大の正門まで来たところで、浅井隆夫が来ましたかといきなり警備員に尋ねて怪訝(けげん)な顔をされ、…

この記事は有料記事です。

残り747文字(全文976文字)

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. ロシアメディア、紀平をたたえる 王位は「驚異の日本人に」
  2. 浦和が7度目の優勝 仙台降す サッカー天皇杯
  3. 紀平梨花、GPファイナル初優勝 デビューシーズンで制覇の快挙
  4. 東名あおり運転事故、連日審理 状況明らかに 10日求刑公判
  5. ORICON NEWS 松本人志、“M-1暴言騒動”久保田と武智を叱責「勉強不足。上沼さんをわかっていない」

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです