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今週の本棚

堀江敏幸・評 『ファミリー・ライフ』=アキール・シャルマ著

 (新潮クレスト・ブックス・1944円)

苦しみを消さず、喜びへ反転する

 アキール・シャルマの『ファミリー・ライフ』は、自伝的な要素のつよい小説だ。語り手アジェは、インドのデリーで少年時代を送った。父は会計士、母は高校の経済学の教師で、優秀な兄ビルジュがいる。一九七八年、父は国の将来を憂い、家族の幸福のためにアメリカに渡ると、あらたな職を得て、翌年には家族を呼び寄せた。

 このとき語り手は八歳、兄は十二歳だった。父は公務員になり、母は縫製工場で働いて、子どもたちの教育に…

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