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中島岳志・評 『記者襲撃 赤報隊事件30年目の真実』=樋田毅・著

 (岩波書店・2052円)

鬼気迫る筆致で過激な風潮に抗う

 1987年5月3日、朝日新聞阪神支局が散弾銃で襲撃され、記者が殺傷された。赤報隊を名乗る犯人は、約3年4か月の間に襲撃・脅迫を繰り返し、未解決のまま、2003年に時効を迎えた。

 著者は事件の3年前まで同支局に勤務し、事件後も特命取材班に加わって事件の真相を追求してきた。今年1月に放送された「NHKスペシャル 未解決事件File06赤報隊事件」では、元SMAPの草なぎ剛が著者の役を演じたことで注目された。本書は、著者の約30年にわたる取材の総決算である。

 著者が継続して来たのは、一般的な取材ではなく「犯人を追い求める取材」である。対象者には暴力団関係者…

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