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皇太子さま

世界水フォーラムで講演 16日ブラジルへ

皇太子さま=代表撮影

 皇太子さまは16日にブラジルへ出発され、19日(現地時間)に首都ブラジリアで開催される「第8回世界水フォーラム」で基調講演をする。水に関する研究をライフワークにしている皇太子さまは、世界水フォーラムにこれまで3回、出席している。来年の即位を控えて節目となる今回の基調講演に、関係者は注目している。

     世界水フォーラムは、水害や衛生問題など水を巡る課題を国際機関の代表や研究者らが話し合う。1997年から3年ごとに開催。皇太子さまは、2003年に京都市などで開催された第3回で名誉総裁を務め、記念講演した。京都が都として長く機能した背景を水運の歴史をたどりながら語った。

     04年2月の誕生日に合わせた記者会見では「水を巡るさまざまな問題について理解を深めていきたいと思っていますし、今後とも何らかの形でかかわることができれば幸いだと思います」と述べ、水問題に取り組んでいく決意を示した。

     06年にメキシコのメキシコ市で開かれた第4回では基調講演し、英オックスフォード大留学時に研究したテムズ川の水運や、江戸の水運と上水道などについて紹介。水問題への対応が「地域の歴史の流れと伝統が尊重されなければ、本当に地域に役立つものとはならないはずです」と語った。09年にトルコのイスタンブールで開かれた第5回では、日本人が培ってきた水に関する知恵や工夫について基調講演し、「日本には、『災害は忘れたころにやってくる』ということわざがありますが、災害を起こさないような備えこそが求められている」と述べた。

     皇太子として今回が最後の出席となる世界水フォーラム。即位後の外国訪問は国際親善が基本となる見通しで、国際会議の一つである水フォーラムに出席するかは未定だ。

     皇太子さまは今年1月に東宮御所で水災害・リスクマネジメント国際センター長の小池俊雄さん(61)を招き、気候変動や豪雨のメカニズムなどに関する話を聞いた。「皇太子さまは、災害を減らすためには科学技術的な理解を広めることが大切だとお考えのようだった」と小池さんは話す。ブラジリアでの講演については「世界の政治的リーダーや水問題に関する専門家が集まる場で、皇太子さまがお話をされることは非常にインパクトのあることだ。どのような講演になるのか楽しみにしている」という。【高島博之】

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