菅官房長官「被害が深刻化」
菅義偉官房長官は19日の記者会見で、インターネット上で漫画や雑誌を無料で読める海賊版ウェブサイトへのネット接続を遮断し、閲覧不能にする対策を検討していることを明らかにした。菅氏は「被害が昨今深刻化している。こうした認識に基づき、サイトブロッキング(接続遮断)を含め、現在あらゆる方策の可能性を検討している」と述べた。
菅氏は「漫画、アニメはクールジャパンを代表する重要なコンテンツで、その担い手である漫画家やクリエーターに入るべき収益が海賊版サイトに奪われることは、コンテンツ産業の根幹を揺るがす事態となりかねない」と述べ、問題を重要視する考えを示した。【高橋克哉】