メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

今週の本棚

加藤陽子・評 『極夜行』=角幡唯介・著

 (文藝春秋・1890円)

生と死 素手でやりとり

 評者は日本近代史を専門としているので、その種の仕事本に囲まれて日々生活している。だが書痴としての本性はむしろ、糊を効かせたシーツのベッドで読む寝床本の領域で発揮され、「池の水全部抜く」ではないが、好きな作家の著作は全部揃(そろ)えて全部読む。中勘助、椎名誠、開高健、山田風太郎、大岡昇平がそうだった。近年そこに角幡唯介が加わった。そう、本書の著者にほかならない。

 この6人に共通するものは何かとの、読者の頭に当然浮かぶ問いには、地球という惑星上の人間界と自らの関…

この記事は有料記事です。

残り1244文字(全文1500文字)

おすすめ記事

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 盛岡の40代同性カップルがフォトウエディング 企画の団体「地方まだ理解進んでいない」
  2. 青森市議、今度は盗聴疑い 議員控室内をスマホで録音
  3. 事故 バイク3台転倒、男女6人死亡2人重傷 奈良の国道
  4. 特別支援学校の34歳教諭逮捕 小学生男児に強制性交容疑
  5. 難病を紹介する動画 人気声優が拡散に一役

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです