福岡空港

過密ダイヤ限界露呈 ピーチ機パンク滑走路閉鎖

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前輪タイヤパンクのため、滑走路上で動けなくなり乗客を降ろすピーチ・アビエーション151便=福岡市博多区で2018年3月24日午前9時34分、津村豊和撮影
前輪タイヤパンクのため、滑走路上で動けなくなり乗客を降ろすピーチ・アビエーション151便=福岡市博多区で2018年3月24日午前9時34分、津村豊和撮影

 福岡市の福岡空港で24日朝、関西国際空港発福岡空港行きのLCCピーチ・アビエーション151便が着陸した際に前輪のタイヤがパンクして動けなくなり、滑走路が約2時間半にわたり閉鎖された。

         ◇

 ダイヤの過密ぶりが全国有数の福岡空港の限界が改めて浮き彫りになった。特に今回は朝のラッシュ時に滑走路が閉鎖され、混乱が拡大した。滑走路は2025年に増設される見通しだが、それまでの間はトラブル発生時には滑走路閉鎖を余儀なくされ、綱渡りの運用が続く。

 国土交通省によると、福岡空港の17年の発着回数は過去最高の17.8万回に達し、滑走路が1本の空港では旅客数・発着回数ともに全国1位だった。朝夕のピーク時には遅延が頻発しており、国交省は16年に「混雑空港」に指定。1時間当たりの発着を最大35回に制限した。

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