メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

今週の本棚

養老孟司・評 『ぼくは虫ばかり採っていた』/『絶滅危惧の地味な虫たち』

 ◆『ぼくは虫ばかり採っていた』池田清彦著(青土社・1620円)

 ◆『絶滅危惧の地味な虫たち』小松貴著(ちくま新書・1026円)

抽象せず、実例を積み重ねた先の説得力

 虫の本が二つ重なった。ただし池田の著作では虫はむしろ背景であり、池田の主張する構造主義生物学の概説と、進化や雌雄、クマムシの問題など、池田の考え方の具体例への適用が主体となっている。逆に小松の著作は直接に虫の事例を列挙し、途中コラムとして虫マニアの行状を含めた、環境保全に関する日本社会の現状への思いが述べられている。

 池田の著作は、二十年近くにわたって書き、語ったものを集めている。かといってバラバラではなく、全体と…

この記事は有料記事です。

残り1782文字(全文2074文字)

24時間100円から読める新プラン!詳しくは こちら

いますぐ購読する

または

毎日IDでログイン

関連記事

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. ロシアW杯 日本女性に下品な言葉 コロンビアで問題に
  2. 大阪震度6弱 市長、ツイッターで「全校休校」 現場混乱
  3. ジョジョの奇妙な冒険 第5部「黄金の風」がテレビアニメ化 10月放送開始
  4. 堺・男性殺害 逮捕の姉、事件前に「練炭自殺」検索
  5. 衆院委 穴見議員に厳重注意 参考人の肺がん患者にやじ

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

[PR]