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中国政府は2日、トランプ米政権が発動した鉄鋼・アルミニウムの輸入制限に対抗し、一部米国製品に高関税を課す報復措置に踏み切った。米国が問題視する中国の対米貿易黒字について、両国は水面下で協議を続けているが、強硬姿勢を崩そうとしないトランプ政権に対し中国が揺さぶりをかけた形だ。対立は深まる一方で、「貿易戦争」はより現実味を増している。
「我が国の利益を守るために正当な措置を取る」。中国商務省は2日発表した談話で、報復措置の正当性を強調した。同日から、米国から輸入されるワインや果物、一部鋼管製品など120品目に15%、豚肉など8品目に25%を課す。対象品目の2017年の輸入額は、計約30億ドル(約3200億円)に上る。
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