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オスプレイ

横田配備へ 突然の前倒し「なぜ今」 住民、怒りと不安

横浜ノースドックに入るオスプレイを積載したとみられる輸送船=2018年4月3日午後5時27分、本社ヘリから

 米空軍の輸送機CV22オスプレイが横田基地に夏ごろに正式配備される見通しになった。米国防総省は昨年3月、当初予定の昨年後半から、2019年10月以降に延期すると発表。本土では初めてとなる首都圏への配備が突然、前倒しされたことに対し、基地周辺の住民からは怒りと不安の声が上がった。

     在日米軍司令部がある横田基地は都心から西に約40キロに位置し、総面積は約7平方キロ。東京都福生市や立川市、昭島市など5市1町にまたがり、周辺には住宅が密集する。

     「こんなに方針をころころ変えるなんて」。米軍機の飛行ルート直下の昭島市緑町に住む大野芳一さん(78)は驚きと憤りをあらわにした。「パイロットや整備士不足でいったん延期したのに、それが解決したとは思えない。なぜ今、配備するのか。日本政府からも明確な説明がない」

     大野さんは基地周辺の約1000人が米軍機の夜間・早朝飛行の停止を国に求める訴訟の原告団長を務めており、改めて、オスプレイの配備中止を求める署名や街頭活動に取り組むという。

     同じく飛行ルートにあたる東京都瑞穂町箱根ケ崎地区。畑仕事をしていた60代の男性は「沖縄で事故が起きているし、できれば来ない方がいい」と思いを打ち明けた。「『町が基地で補助金をもらっているのに配備に反対するなんて』と近所の人に思われたくない」。地元では声高に反対を言いづらいという。

     福生市の加藤育男市長は「前倒しに大変、驚いている。地域住民の安全性への懸念は払拭(ふっしょく)されていない」とのコメントを出した。

     小池百合子都知事が会長を務める「横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会」は防衛省北関東防衛局に対し、情報提供を求めるとともに、米国に安全対策の徹底などを働きかけるよう申し入れた。【山本有紀、熊谷泰】

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