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脳卒中

アルツハイマー薬応用でリハビリ効果アップ

 脳卒中後のリハビリ効果を大幅に高める可能性がある薬を見つけたと、横浜市立大と富士フイルム傘下の富山化学工業(東京)などの研究グループが6日付の米科学誌サイエンスに発表した。もともとアルツハイマー病の薬として開発されたもので、マウスとサルの動物実験で効果を確認した。富山化学工業は今秋以降に約40人規模の患者に治験を始める。

 この薬は脳卒中で損傷した部分に効き、リハビリと併用すると脳の情報伝達をつかさどる「受容体」の働きを増やす効果がある。

 グループは脳を損傷させたマウスで前脚でえさを取るリハビリをさせ、取れるまでの時間などを測った。投薬したグループでは、約50日でほぼ損傷前と同じ運動機能が回復。リハビリだけだったり、投薬だけだったりしたグループでは、ほとんど回復しなかった。

 同じく脳を損傷させたカニクイザルでは、狭いところのえさを指でつまんで取る、より細かい動作のリハビリをさせた。投薬しなかったグループはほとんど効果がなかったが、投薬したグループは約30日で機能がほぼ回復した。

 グループの高橋琢哉・横浜市大教授(神経科学)は「指でつまむ動作は生活に密接に関わるが、これまでリハビリしても回復が難しかった。大きな効果が期待できる」と話す。【酒造唯】

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