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NY株

570ドル下落 米財務長官「貿易戦争」言及

 【ワシントン清水憲司】6日のニューヨーク株式市場は、米中両国の「貿易戦争」が現実になるとの懸念が高まり、全面安となった。ダウ工業株30種平均は、前日比572.46ドル安の2万3932.76ドルで終了。下落幅は、一時767ドルまで広がった。

     ムニューシン米財務長官は6日、米CNBCテレビに出演し、中国による知的財産権侵害や米企業への技術移転の強要を理由とする制裁措置の回避に向け、中国と交渉を続ける考えを改めて示しつつも、「貿易戦争になる可能性がある」と語った。

     トランプ大統領は5日、知的財産権侵害などを理由とする対中制裁措置を巡り、25%の追加関税を課す中国製品の規模を1000億ドル(約10兆7000億円)分積み増すよう検討する方針を表明。米中間の緊張が一段と高まる中、普段は楽観的な見通しを示すことが多いムニューシン氏が米中の交渉が不調に終わる可能性を示唆したことで、市場で懸念が広まった。

     米メディアによると、クドロー国家経済会議(NEC)委員長が対中制裁の増額検討を知ったのは発表当日だったといい、閣僚らがトランプ氏の行動を抑えられていないことも株安につながったとみられる。

     この日の取引では、中国を含む海外取引が多い米重機大手キャタピラーや航空機大手ボーイングが大きく売られ、中国による報復発動への警戒が強まっていることを示した。

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