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黒田・日銀総裁

再任 出口戦略見通せず 金融緩和策手詰まり

再任記者会見で記者の質問に答える日銀の黒田東彦総裁=日銀本店で2018年4月9日、竹内紀臣撮影

 9日付で再任された黒田東彦日銀総裁にとって、2%の物価上昇目標をどう総括するのかに加え、金融政策を正常化させる「出口戦略」に道筋をつけられるかが大きな課題となる。今後は、景気の後退局面や「出口」を巡る市場の混乱なども予想される。黒田氏のリーダーシップがこれまで以上に問われそうだ。

 日銀は2016年9月、世の中に大量のお金を流し込むため実施してきた年間80兆円の国債購入目標を事実上撤回し、長期金利を0%程度、短期金利をマイナス0・1%程度に抑える新たな長短金利操作政策を導入した。政策の軸を、限界が懸念されていた国債購入量から「金利」に移し、物価上昇を粘り強く目指す姿勢に切り替えるのが狙いだった。

 生鮮食品を除いた消費者物価指数の上昇率は、2月時点で前年同月比1%にとどまるが、黒田氏は9日の記者…

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