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雨のち晴れ

年功序列 社内に閉塞感 味の素社長兼最高経営責任者・西井孝明さん

西井孝明・味の素社長

諦めず成果主義導入

 発酵技術など最先端テクノロジーに挑戦している会社の成長性に魅力を感じて入社しました。営業や商品開発など担当が変わるたびに壁を感じましたが、最も苦労したのは2002年に人事畑に移ってからでした。

 00年代初め、多くの企業は国内事業で停滞期を迎えていました。右肩上がりで成長が続く間は事業拡大で幹部の数も増え、年功序列に基づく人事制度が一番公平感がありました。しかし、停滞期には社内のポジションも減り、組織の流動性も失われます。人事に異動したころは、味の素でも年功に基づく部門ごとの縦割り人事が定着し組織が硬直化する「大企業病」に陥っていました。社内には閉塞(へいそく)感があり、その脱却に向けて取りかかったのが成果主義の導入で、私は成果や職務に応じた新たな人事制度への切り替えを進める責任者になりました。

 ところが、いざ導入しようとすると各事業部門には、年功に基づく人事ローテーションが厳然と残っており、…

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