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将棋

15の春、聡太の飛躍 5月にも七段 タイトル挑む

朝日杯将棋オープン戦で広瀬章人八段との決勝に勝ち、史上最年少の棋戦初優勝を飾った藤井聡太五段(当時)=東京都千代田区で2018年2月17日、丸山博撮影

 高校生になった藤井聡太六段(15)が5日の対局で快勝し、今年度も幸先のいいスタートを切った。昨年度は最多連勝記録を塗り替え、最年少で五段、六段へと昇段した。今年度は七段昇段やタイトル挑戦の期待も掛かる。【丸山進】

 「まずはしっかり実力をつけ、各棋戦で上位を目指して頑張っていきたい」。新年度初の対局で勝利を収めた藤井六段は、対局後にこう語った。

 7日には、名古屋大教育学部付属高校(名古屋市)に入学。「これからの3年間は非常に大切な時期だと思いますので、いっそう気を引き締めて精進していきたい」とコメントした。

 今年も活躍は続いている。2月には朝日杯将棋オープン戦で初優勝し、最年少優勝記録を更新。準決勝を戦った羽生善治竜王(47)は「落ち着いていて安定感があった。冷静に一手一手指された」、決勝の対戦相手の広瀬章人八段(31)は「精度が高くて付け入る隙(すき)がなかった」とその強さに舌を巻いた。3月の詰将棋解答選手権では4連覇を達成。ただ一人全問正解し、周囲を圧倒した。

 10日は、既に8強入りしている竜王戦5組ランキング戦で阿部光瑠(こうる)六段(23)と対戦。竜王戦では昨年、最も下の6組から5組に昇級しており、今年、4組に昇級すれば「連続昇級」の昇段条件を満たす。決勝に進むか敗者復活戦で勝ち抜けば昇級が決まる。10日の対局に勝ち、さらに決勝に進むと早ければ5月にも七段昇段の可能性もある。

 最もタイトルに近付いているのは、16人による挑戦者決定トーナメント本戦入りを決めている王座戦で、7月には挑戦者が決まる。タイトル獲得や挑戦ができれば屋敷伸之九段の持つ最年少記録(挑戦=17歳10カ月、獲得=18歳6カ月)を更新する。年内に挑戦できるタイトルは、王座のほか竜王、棋王の計三つ。

 藤井六段の活躍で起きた将棋ブームの恩恵は、将棋界全体に広がっている。イベントや講演、執筆依頼が多くの棋士に舞い込み、飯島栄治七段(38)は「最近は、研究会のメンバーがそろわないことが多い」。

 将棋の戦術書などを出しているマイナビ出版は、1月に藤井六段の顔写真入りで詰め将棋の本を発売したところ、「詰め将棋本の中で一、二を争う売れ行き」(島田修二・書籍編集2課長)と“藤井六段効果”を実感している。


藤井聡太六段今後の日程

4月10日 竜王戦5組(対阿部光瑠六段戦)

5月中? 七段昇段?(竜王戦5組決勝に進出すれば)

6月   名人戦C級1組初戦

7月ごろ 王座挑戦者決定(あと4勝)

8月ごろ 竜王挑戦者決定(あと10勝)

12月ごろ 棋王挑戦者決定(あと8~9勝)

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