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米国

FB規制強化に理解 ザッカーバーグ氏、議会で陳謝

 【ワシントン清水憲司】米フェイスブック(FB)のマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は10日、大量の個人情報の流出問題をめぐり米議会上院の公聴会に出席した。議員から規制強化の必要性を訴える声が相次いだことに対し、ザッカーバーグ氏は「『規制は悪』という立場ではない」と一定の理解を示し、議会に協力する考えを表明した。

     英国の大学研究者がアプリを通じて収集したFBの利用者や、その「友達」の計約8700万人分の個人情報が、英選挙コンサルタント会社「ケンブリッジ・アナリティカ」(CA)に流出したことが今年3月に発覚。世論の不安と批判が高まる中、公聴会が開催された。

     ザッカーバーグ氏は普段のTシャツではなく、スーツに青いネクタイ姿で臨み、対策が「不十分だったのは明らか。大きな過ちだった」と改めて陳謝し、再発防止を約束した。

     ただ、FBは過去にも個人情報の取り扱いが問題になっており、共和、民主両党の議員から「謝罪と変化への約束は何度も聞いた」「個人情報保護をどう強化するか決めないといけない」として、規制強化を主張する意見が次々に上がった。

     これに対しザッカーバーグ氏は、「利用者は既に自分の情報の取り扱いをコントロールできる」として、個人情報保護について一定の対策を取っていることを強調。「どんな規制が正しいのかが真の問題だ」との考えを示したものの、具体的な規制内容には踏み込まなかった。議員からは「(FBが掲げる)『世界をつなげる』という名の下に、プライバシーの権利が制約を受けている」と非難する声も上がった。

     無料でサービスを提供する代わりに、利用者らの個人情報の蓄積を活用したネット広告で稼ぐビジネスモデルにも質問が集中。ザッカーバーグ氏は「無料版のFBがなくなることはない」と述べ、大きく変える考えがないことを明らかにした。CA以外への情報流出の有無にも質問が相次いだが、「調査を進めている」と述べるにとどめた。

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