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経産省の有識者会議の提言
経済産業省の有識者会議「エネルギー情勢懇談会」が10日まとめたエネルギー長期戦略の提言は、当面のエネルギーの「主役」が見通せない中で、すべての選択肢を追求する総花的な内容となった。世界的に普及が進む再生可能エネルギーへ注力する姿勢は打ち出したが、他国に比べて出遅れは鮮明で、日本の戦略は後手に回っている。
「次世代のエネルギーシステムを我が国が世界に先駆けて実現する」。提言はこう宣言し、とりわけ各国で導入が加速する再生エネを「主力電源」とすべく、欧州の2倍もする発電コストの低減や送電網の増強などに取り組む姿勢を示した。
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