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レシピ本

おうちで気軽に懐石を 料理家・榊せい子さんが出版 /三重

料理本を出版した榊せい子さん。奥が特設コーナー=三重県伊賀市の岡森書店で、広瀬晃子撮影

 料理家で、茶道裏千家正教授の榊せい子さん(69)=伊賀市菖蒲池=が懐石料理のレシピ本「12か月のおうち懐石」(世界文化社、2160円、B5変版112ページ)を出版した。榊さんは書家、故榊莫山さんの長女。著書では自宅を訪れた父親の客に振る舞った数々の料理の作り方を紹介している。

     懐石は茶会などで客に提供する日本料理。著名人や報道陣らが自宅を訪れる機会が多く、榊さんも母親とともに料理や菓子を作ってもてなしていた。細川護熙元首相や小説家の瀬戸内寂聴さんらも訪れたことがあるという。

     細川元首相は十数年前のラジオ番組の取材を機に、何度も榊家を訪れるようになった。莫山さんは、趣味で書を始めたという細川元首相に、お勧めの筆や紙を教えるなどしていたという。榊さんは「父がいつも温かく迎えていたのを思い出します」と話す。

     細川元首相だけでなく、どの客も数時間にわたって滞在することがほとんど。莫山さんは来訪者を常に気遣っており、トイレに行くふりをして、台所にいる榊さんや母親に「次の料理はまだか」「はよう茶を出せ」などと、客を待たせないために催促していたという。

     レシピ本を出版するのは初めて。著書では旬の野菜を使った4~5品の懐石料理を月ごとに掲載している。4月のページでは「お花見の点心」と題し、ちらし寿司(ずし)や若竹の炊き合わせなどを紹介。前日までにできる下ごしらえや盛りつけ方を紹介したり、電子レンジを活用するなど、初心者でも分かりやすい内容になっている。

     榊さんは「気軽に家庭で取り入れられる一品ばかり。若い人たちにも読んでもらいたい」と話している。岡森書店(同市平野西町)では榊さんの特設コーナーもある。【広瀬晃子】

    〔伊賀版〕

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