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経済観測

異常金融緩和の終了を織り込む市場=国際公共政策研究センター理事長・田中直毅

 世界的な金融の量的緩和の終了を示す指標が相次ぐ。まず米国での長短金利の平準化の進行である。金融政策は、今後1年間に短期金利を1%程度上昇させよう。異常なまでの低金利時代は終了し、短期金利の上昇が織り込まれるなか、長期金利も上昇に向かうのか。

 2月には、10年物米国債利回りは3%に近づいたが、その後は低下した。株式保有にはリスク感度を研ぎ澄まさざるを得なくなった投資家の国債保有への傾斜と説明されるが、4月に入ると、高関税措置導入などのトランプ政権の保護貿易主義が長期的な民間投資の足を引っ張る恐れも出た。

 インフレ率見通しも、逼迫(ひっぱく)感は乏しい。結果として、短長期の利回り曲線は平準化傾向をもつ。

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